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「ポピュリズムとは何か」

【ポピュリズムとは何か:水島治郎】★
普段ここまで難しそうな本は大学の授業みたいな気がしてしまって読まない。ただ、歴史物的なイメージで読むのは自分の中ではギリありかなという本。
著者は東大出身のオランダ政治史の先生。全体的に日本人にこれいうても興味なさそうやなというような感じ、というのが正直なところ。これは僕の認知の枠の話であり、この限りではないとは思う。
ポピュリズムのベースになる点は、排外主義である、特権階級と大衆との断絶がある、等が挙げられている。日本は島国であるので、外国人に対しての排外主義はあまりピンとこないように思う。なぜなら、例えばイスラムの人などは、まず身近にあんまりいないから。福祉排外主義は、自然だなと感じた。社会保障の乱用を外国人にさせないって主張は悪くない。まともで普通の感覚のようにと思う。その国のインフラは、ぽっとでの外国人が作ったものではなく、その国に古くからいた人が作ったものが多いからだ。あとはオランダの話は興味深かった。世界的にはリベラルとされ、移民や難民に寛容な国ではある。一方、同性愛者を認めず、女性差別が多いイスラムは駄目ではないかと主張する政党が2000年くらいに出現した。2000年である。だいぶ前。この点なんかは、島国の日本じゃ考えらないなと、個人的には感じる。

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